haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯Guilt Trips/Ryan Hemsworth

Guilt Trips

ツイッターでミュージシャンがこの人の音楽の話をしていて知った。その時触れられていた音楽がすごく面白かったんだけど、それが入っているアルバムが定額配信サービスには無かったから別のものを聴いた。

カナダのDJで、3枚中2枚目のアルバム。

2013年のアルバムらしいけど、最近流行りの静かなR&Bに通ずる落ち着き目の雰囲気がある。けど特に音数が少ない訳でもなく、俺にはなかなか馴染みのないジャンルだった。
あんまりツボって感じじゃないかな?

インストもあるし歌もある。どのみち英語の歌詞がわからないから、タイトルを僅かな手がかりにしてどんな曲なのか想像しながら聴くのが楽しい。

Against A Wallの3:09〜のベース?かなんかのよくわからん音が気持ちいい。

ここまで捉えどころがない音楽を久々に聴いた。感想の書き方に困るけど、時間がないのでこのまま終わる。
んー他のアルバムも少し気になる。

10曲/2013

Against a wall (feat.Lofty305)
Ryan Must Be Destroyed

◯Toy Box/One Room

Toy Box

中〜高生の時に割とどっぷりボカロ聴いてた時があって、その中でも割合好きだった人のアルバムを聴いた。M3かコミケでミニアルバムを買ったことはあるけど、ちゃんとした長さのアルバムで聴くのは初めて。
OneRoomという名前だけどジミーサムPとも呼ばれている人で、今までに4枚出ている中のファーストアルバムらしい。

Jpopという言葉がとてもしっくりくる。あまり普段Jpop聴かないけど、時折理由もなしに、心臓にぐっと来てめちゃめちゃ好きになる曲ができたりする。

この人のギターが好き。打ち込みやったことないしギターもちゃんとやったことないから断言はできないけど、ギターの音とアレンジを聴いているだけで楽しい。
それとドラムも現実的でベロシティもかなり細かくて、フレーズもいいので面白い。

6曲目のFake Loverは好きな曲なんだけど、アウトロの歌がかつて聴いてたバージョンから変わっていた。より情念を感じられて、断然こっちの方が好き。特に声が一瞬裏返るところは聴いたことない感じがして良かった。
SoundScaperイントロのなんとも言えない鉄琴のような音がクセになる。

たまに聴き流しがちになっちゃうけど良かった!
3枚目と4枚目のアルバムがアマゾンプライムミュージックにあったからそっちも聴こうかな。

14曲/2009

BEAT!
Escape
Fake Lover
SoundScaper
Toy Box
Message in our silence
from Y to Y

◯MEGA ELVIS/Elvis Presley

MEGAエルヴィス?エルヴィス・プレスリー・エッセンシャル・コレクション

家にあったアルバムを父の携帯にインポートするついでに聴いた。1995年にリリースされた、生誕60周年に紐づけて出されたベスト盤らしい。

カバー曲が多め。というかどこからどこまでがカバーなのかもわからないし、もしかしたら全部カバーかもしれない。

後半に行くにつれて、軽快なロックから穏やかな曲が増えていくアルバムだった。そういう曲で朗々と歌い上げる中にも魅力的なこぶしのような歌い回しがあって良かった。
楽器陣ものびのびと自由なようで、拍のきっちりした演奏のうまさが特徴的だった。

エルヴィスのJailhouse Rockって思ったより優しいんだな…

いくつかの曲ではオケも入っていて、イメージに無かったので驚いた。Moody Blueという曲ではオケもさることながらサビでオープンハイハットの裏打ちもしていてとても意外だった。

27曲/1995

hound dog
Love me tender
Jailhouse rock
It's Now or Never
If I Can Dream
An American Trilogy
Moody Blue

◯「喰いタン」Soundtracks:Remixed/小西康陽

喰いタン remix:soundtrack

喰いタンというドラマが昔あって劇伴にクラシックのリミックスを多用していて、それらは今でもたまにテレビで使われたりする。
クラシックをいじり倒すのいいな…と思ってずっと聴きたかったサントラをこの前アマゾンで買った。リミキサーは小西康陽という人。

良かったんだけど、ちょっと期待しすぎたかもしれない。やっぱりサントラだけあって、どの曲も肝心要のリズムの展開が2パターンずつくらいしかないので、最初の30秒くらいはすごく楽しいんだけど段々と飽きてくる。
もっともっといじり倒したものが聴きたかった。

全部の曲がそんな感じだから、特別どれが良かったとかは選べない。
サントラ、2枚目も出てるらしいけどどうしようかな…

6曲/2006

◯Technology/Doit Science

Technology

ツイッターでポストフィッシュマンズ(だったかな?)とかいう誰が付けたか分からんキャッチコピーと一緒に流れてきた動画がこれだった。



というかフィッシュマンズ本当に全く聴いたことがないからそのコピーが当てはまってるのかどうかすら分からなかったけど、とにかくヘンな曲だなと思った。それをこの前思い出してアルバム聴きたくなった。

ドイサイエンスと読むらしい。熊本の4人組のバンドの1stアルバム。

PVの時点で気づくべきだったけどあんま好んで聴こうとは思わない音楽だった…それでも目新しいなと思って聴いたけど

乾きめの独特な音の質感とか変拍子とかコーラスとか予想できない展開とか、だいたいそんな感じだった。もし歌が無くてインストだけだったらもっと面白く聴けたかな?わからない…

10曲/2007

The Chicane
Alexander Mcqueen
Non-poli

◯何度でも新しく生まれる/MONDO GROSSO

何度でも新しく生まれる

ふとどんな音楽か気になって聴いた。どんなグループかも知らなかったけど、元々がバンドで、今は大沢伸一という人のソロプロジェクトらしい。
13〜4年ぶりのアルバムらしい。オリジナルとしては7枚目のアルバム?色々あってよく分からなかった。

バンドっぽい音は最初の曲だけだった気がする。あとはリズムセクションをはじめ、だいたい打ち込みだった。
全体的に落ち着いた雰囲気で、みずみずしい!
まずひとつひとつの音のチョイスや響きが凝っていて面白くて、それらの組み合わせも同じく独創的で聴き入ってしまう。
全体の雰囲気は、わかりやすく何かのジャンルに入れられるようには感じなかったものの、丁寧に雰囲気を積み上げたり拾い上げていくような具合で、じっと聴いているとだんだんと世界観に入っていく感じがした。
夜に色々な場所を散歩して静かに興奮するような感覚を覚えた。

歌詞がだいぶ曲の肝や雰囲気を握っている気がするんだけど、音を聴くのにめいっぱいであまり歌詞の方まで自然に聴けなかった。

歌手が曲ごとに全員違って、中には一般の主婦もいるらしいっていうのもこのアルバムを聴きたくなった理由の一つだった。
GOLDという曲がそれに当たるそうで確かに艶っぽい声だったけれど、言われてみれば納得するような手の届かなさがあって、少し残念だった。
逆に春はトワに目覚めるを歌ったUAは、割と散文的な歌詞なのにしっかり情景が頭に入ってきて良かった。
曲の方も、音の美しさとクールさ、少しずつ盛り上がっていく展開の仕方がとても良かった。

ERASERの、ベースの進行や細かいリフなどから感じられるポジティブな雰囲気がなんとなくgroup_inouにも通ずる感じで好きだった。

やくしまるえつこの曲のメロディのやくしまる感が凄かったけど全部それぞれの歌手がメロディ作ってるんだろうか?この曲はアルバムの中でもメロディにキャッチーなところがあって馴染みやすくて、その上音のみずみずしさや良さもあってすごく良かった。あとリズムのゆれる具合がアフリカっぽくて好き。

普段だったら一聴して流してしまうアルバムだけど、こうして感想をまとめるために何回か聴くと静かに良さが立ち上がってきた。だいぶシャレてるな!
音良かった。

11曲/2017

春はトワに目覚める(Ver.2)[Vocal:UA]
SOLITARY[Vocal:大和田慧]
ERASER[Vocal:二神アンヌ]
応答せよ[Vocal:やくしまるえつこ]

☆凝っていて好きなMV

たまにとても見入ってしまうような凝ったMVがあって、いつか自分が好きなやつをまとめてみようかなと思っていたのでやった。

WTF?/OK Go


OK GoはどのMVもものすごく凝ってて面白いけど、これが一番好きかもしれない。理由は、他のMVは規模も労力もものすごかったりするけど、これは元になるアイディアがめっちゃシンプルなのにチャレンジしていることがらが多様で面白いから。同じようにシンプルなものではHere It Goes Againも愉快でいい。
This Too Shall Passも捨てがたかったし、I Won't Let You Downのラストのどんどん上空に上がっていくシーンなんかは、速度は調整してあるにせよ、実写と言われても未だに信じられない。

Remember me/くるり


これ本当に書いて消してってやってるのかな??労力が物凄そう…
公園からカップルが歩き出す時に二人の間の背景が影に飲み込まれて消えていくところとか、街中に電車が通る時の影とかに特におおっとなった。
曲もいい。

すごい速さ/andymori


いつかやってみたい。笑
コマ撮りって点はひとつ前とどこか似ているけど、街中をうろうろしながら撮影するのも大変だろうに、その中でパラパラ漫画にも手を出す辺りが欲張りで面白い。
最後にはじめの場所に戻ってくるのも、収まりが良くてとても気持ちいいと思う。

モノノケダンス/電気グルーヴ


このMVはアイディア一本で勝負というものではないけど、MTVだかスペシャだかで見てなぜか惹きつけられた覚えがある。アイディアや絵柄のコミカルさと、おどろおどろしさや展開のスリリングさが絶妙な塩梅だと思う。
オチも笑えるけど一瞬ぎょっとする。

Bad Apple!! feat.nomico


いろんなキャラクターや場面がシルエットをうまく使って移り変わっていく。東方なので、ちゃんとした企業が作ったPVではなく、ファンメイドなのかな?
東方の内容とかキャラとか全然知らないけど、それでも充分面白かった。
このMVから更に派生したものもいくつかあるみたいだけど、実はこのMVにも直接的な元ネタというか原案がある。
後出しのネタじゃなくて本当にこっちが先なら相当面白いと思う。
派生作品に話を戻すと、こっちの方も更にアイディアが積み重なっていて面白い。

あなたがいるなら/Cornelius


コーネリアスのMVはとても凝っているものが多いと思う。特色は単なるアイディアの鮮やかさだけではなく、音楽とのシンクロが見られること。
このアーティストにはいくつかそういうMVがあるけど(Fit Songとかいつか / どこかとか)、シンクロ率が高くて、曲と絵が合わさって一つの作品になっているという意味では、自分が見た中ではこのMVが一番だと思う。
よく注意して見ると、この楽器が鳴る時はこれが動くという関連が見えて、なんだか気が遠くなる。


振り返ってみると半分くらいコマ撮りになってしまった。でも好きだからしょうがない。
長回し系のMVもいくつか入れたかった。
また面白いものを見つけたら更新しようと思う。