haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯GO TO THE FUTURE/サカナクション

GO TO THE FUTURE

このアルバムを聞こうと思った理由は勧められたからと、寝るまでに聴けそうな曲数だったから
今までしばらく曲の印象だけを追ってたけど、もっと音色や各楽器のパンの位置、部屋の広さなんかの情報をできるだけ細部まで意識してみようと思った
コード進行なんかは扱ったことないしあんまり意識的になれないけど


・三日月サンセット
楽器はバンドのものなんだけど、キーボードいっぱい使ったりリバースシンバル使ったり、バンドの音色を逸脱しない範囲でバンドじゃないものを求めてる感じがする
サビで背景を埋めてるのがバッキングギターもそうだけど単音でディレイをきかせたキーボードとかリフギターとかもけっこうあるのがおもしろい


・インナーワールド
イントロじっくりするなーと思ったらAメロしつこいくらいで笑った
間奏のワウペダルみたいなのかかりながらなってる楽器はなんだろう
今度はサビを埋めてるのはイントロ含めしょっちゅう出てくるシンセ


・あめふら
歌が入るまでのイントロ面白い!乾いたドラムの音で焦らしてインパクトのある楽器陣の入り
歌が入ってからも好き
なんか今まで聴いてきて3曲共通してるかもしれないけど、盛り上がるところで変に圧を出そうとして迫力のある楽器使ってない
拍子変わるんだねーー拍子変わるの好きなんだよねー
浮遊感という言葉が似合う、水の中みたい
打楽器が入ってきてベースがコード感のない感じで鳴らしたのを最後に打楽器以外どっかいって、どう戻るかなーと思ったら曲が終わってしまった
好きな要素の多い曲だった


・GO TO THE FUTURE
ヘンな曲だ…
Aメロとかサビもヘン、メロディとか伴奏が中華っぽい、それにBメロもヘン、キーボードピアノで聴かせてるなと思ったら虫除けの機械みたいな音出すし
間奏のギター逆再生してる?
一番ヘンなきがする理由はこれでアルバムの表題曲だから


・フクロウ
ヘンな感じのする曲が続いたあとだからイントロのアコギで安心する。オアシスっぽい感じもする
ボーカルもドラムもリバーブ深めであることといい、時折入るブレスのような音といい、ゆっくり進むようなビートといい、背後でゆったり流れるキーボードの音といい、深海っぽさがかなりある


・開花
今までの曲の中ではベースがかなり存在感ある
裏拍強めのビート
大サビ前の展開よく聴くとけっこう斬新でビビる


・白波トップウォーター
イントロ、こういう水の中みたいな音好きだなあ、さっきの曲でもあったけど
シンセ系の音だけじゃなくドラムもマシン使って温かみのあるキック
間奏、オープンハイハットや上物だけでも浮遊感がある
サビのベースいい味出してる


・夜の東側
イントロのギター単音とキーボードの音の合わさったのきれいだなー、つーかキーボードの音が好きだな
コーラスを聴かせるやつこのアルバムで初めて聴いたかも


感想
・質素!今までサカナクションでちゃんと聴いた覚えのあるアルバムはナイトフィッシングだけなんだけど、バラードなんかじゃコーラスやコード楽器をたくさん重ねて迫力を出すって印象だった
でも今回は各楽器の音やフレーズをより聴かせる曲になっていた気がする
・気のせいかもしれないけど、ナイトフィッシングと比べたら今回音がいいんじゃないか…?バンド全体で聴いたときに音が潰れて聴こえずに、はっきり聴こえる…気がする
・ベース音量こんな控えめだったっけなーと思ったけどたぶん元からそうだった
・当たり前の事かもしんないけど、ちゃんと主役というか聴かせる楽器が場面ごとにわかるんだなーと思った
・歌詞全く意識しなかった
なんか中身のあるんだかないんだかわからん感じになったけど、学のない人間にはこれくらいが精一杯
サカナクション他のアルバムも聴いてみよう

 

8曲

あめふら
フクロウ
白波トップウォーター