haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯天声ジングル/相対性理論

天声ジングル

新しいアルバムだったので聴いた。

バンドのオリジナルアルバム5枚目のアルバム。相対性理論のメンバーっていろいろいるみたいなんだけどその中でも重要なポジションだった人が二人抜けたらしくて、その脱退からは2枚目。

確かに、いきなり固有名詞が出てきたりもしなくなったし、おもちゃ箱みたいな幼さも薄くなった気がする。前はバンドが一度に出せる音よりも多い音は使わなかったけど、今はCDでしかできないことをやったりする。前みたいな不可思議さは鳴りを潜めて、さらにメンバー変更後に出た最初のアルバムよりも曲ごとの色が濃くなっていると思う。

前とは色が変わったけど、これはこれで好き!
新たな音選びのセンスが、ひょっとしたらこっちの方が好き。

わたしがわたしのCメロあたりで一瞬ハーフテンポになるけど、そこの低音とハイハットが明らかにトラップでびっくりした。他の曲でも、ここまで露骨ではないけどハーフテンポになってハイハットで細かく刻む展開がいくつかあった。
このバンドに限らず最近こういうハイハットめっちゃ多い。1日1回は耳にする。

弁天様のイントロのハイハットとみずみずしいシンセを聴いて一瞬平沢進か??と思って驚いた。でもとても好きな感じだし、その後に加わる白玉ギターの音もすごく暖かい雰囲気を出してていい。

とあるAround、アルクアラウンドみたいな名前だと思ってたらギターとドラムの感じがサカナクションっぽくて面白かった。意識してんのかな。

11曲/2016

ウルトラソーダ
わたしがわたし
13番目の彼女
弁天様はスピリチュア
おやすみ地球