◯The Beatles (White Album)/The Beatles
勧められて聴いた。オリジナルアルバムの中では12枚中9枚目のアルバムで後期に入るらしい。
曲数が30曲と多くて、色んな種類の音楽が次々と流れてくる。ロックバンドというより素敵な音楽を作る人たちの方が近い。どれも聴いていて楽しい。
サージェントペパーズで初めてポールマッカートニーのベースを意識してから、つい意識の真ん中に入ってくることがたびたびある。
ざっくりした感想だけど、ビートルズって濃いな〜!っていう印象をアルバム全体から受けた。特別な曲を好きになることより、ビートルズの存在が凄いという気持ちが募ることの方が多い。
Wild Honey Pie、変な曲好きなのでとてもいいと思った。変なエッセンスを作れることも面白いけど、そのエッセンスが50秒のまま曲になってるのもいい。
The Continuing Story of Bungalow Billがこのアルバムで一番好きになったかもしれない。賑やかさ、キャッチーなサビ、転調、ベース、なんかの声マネの奇怪な雰囲気がよかったです。
かと思えばBlackbirdのような、冬のなぜか切ないようなぼんやりした印象の曲もある。この曲も短いけど、もっと聴いていたいと思える。
ミュージックコンクレートのRevolution 9を経て最後の曲として流れるGood Nightが良かった。前曲の得体の知れない怖さの後なので安心する。前曲が、この曲のための時間のかかった前フリだという気さえしてくる。最後の囁きが良かった。
30曲/1968
☆
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Wild Honey Pie
The Continuing Story of Bungalow Bill
Blackbird
Good Night