◯Tokyo Rendez-Vous/King Gnu
Twitterで一回見かけた程度だったけど授業で会った人が好きだったらしく聴いてみようと思った。
曲の方はあんまり聴いたことないひねくれ具合が効いていた。ダウナーなクラブっぽい音も使うのに別の曲ではがっつりストリングスを使う感覚が面白かった。
ヒッピーを思い起こす見た目とは裏腹に、勝手に期待していたよりも歌の内容は俗っぽいというか最近っぽいなと思った。
居場所や物の見方をある立場から厭世的だったり批判的に見る内容が多くて、東京はごった返していて暮らしはフェイクばかりだぜみたいなニュアンスを感じた。
けどどうもその反抗的な態度の後ろに、自分や自分たちの持つ文化はクールだぜという誇りみたいな姿勢を感じてしまう。
そうなると俺はその時点で、ふーんそうなんですね、自分とは違います…みたいに一線引いてしまう。
大まかにシティポップと括られるもののだいたいに同じことを感じるし、何ならバンドに限らずだいたいの音楽がレーベルごとに何かしら匂っていて、単純な感触次第で同じことを思ったりハマったりする。好き嫌いですね。
あとすごくどうでもいいけど、サマーレインダイバーの何度も繰り返されるフレーズの音階にどことなくサザンのキー坊を感じる。
8曲/2017
☆
あなたは蜃気楼
Vinyl
ロウラヴ