自己紹介
24歳がただ聴きたいものを聴いてめちゃくちゃな感想を雑に書き留めます。定まった目的は全く無くてあくまで自分のための備忘録です。なので記事ごとに書きかたや丁寧さがバラバラです。
2018.4.10追記
☆タワレコ新宿店20周年祭(くるり×ハンバートハンバート)雑感
タワレコ新宿店Flags20周年記念イベント。
ハンバートは20周年、くるりは22周年(と思う)。
観客の年齢層はなんとなく30前後だったように思う。
それぞれの代表曲をやるときに歓声や懐かしむ感嘆の声があがって、和やかな雰囲気があった。
くるりが東京を演奏し始めた時も会場の一部が沸いたけど、イントロのタメ部分で幾人かの談笑がくっきり残って聴こえていて、(恐らくあまりの懐かしさからくるものだったと思うしそこまでうんざりはしなかったけど)くるりのライブでは絶対に起こり得ないことだったのでかなり刺激的だった。
ハンバートハンバート
生では初めて観る。サポートメンバー込みではなく二人だけの編成で、それが観たかったので良かった。
オープニングからカバー曲の連発で、知名度のある曲を連発できるのは強みだなと思った。
ギター1本と声2つだけで聴かせるのって、すごく簡単そうにやってるけど本当はとても難しいことだと思う。途中で男の人が澄ました顔でピアノも弾くしフィドル(要はバイオリンらしい)も弾くし、ポテンシャルの高さをたびたび想起させた。
とぼけたMCもライブを温めるパフォーマンスの型のようだみたいなことを考えてたら、帰りしな覗いた物販でMC集を売っていてかなり腑に落ちた。
序盤はじんわり聴かせて、終盤は振り付けとかニルヴァーナの替え歌で盛り上げたり、弾き語りでも思ったより幅の広いパフォーマンスだった。弾き語りで朗らかな雰囲気を出されると、こちらも自然と(好意的な反応をしないと…)と思ってしまうことも大きいと思う。
関係ないけどステージ背面の垂れ幕に縦書きでユニット名が書いてあって、終始縦書きのしっくりくるユニット名だなと思っていた。
(追記:「国語」という横文字ばっか使ってんじゃねーよって曲の時に歌詞のひとつをごにょごにょすっ飛ばしてたけど、後で確認したら「オーガナイズ」と「コラボレーション」だった。考え過ぎかもしれないけどわざと飛ばしてたりして)
くるり
しょっちゅう同時進行していたらしいカープの試合状況を気にしてた。負けてたし、ライブ自体の性質もエキシビション的だったし、なんか加齢によるもの以上に淡々としたステージだった気がする。
はじめの数曲は5人編成(メンバー+ドラマー+キーボード)で、サポートより正規メンバーの方が多いバンド演奏はかなり新鮮だった。特にギターを岸田さんしか弾いていない東京はだいぶ珍しいものを観た気持ちになった。(その後ギター2本を加えて7人に)
ただ、ドラマーがなんか性に合わなかったので全体的な印象はあまりパッとしなかった。時期などによってメンバーが違うので曲ごとに色々なリズム感があるんだけど、それらの曲の前提よりもスティックの動きに身を任せている印象が強くて、(原理主義者にはなりたくないけどもっとやりようがあるだろ…)と思いながらずっと観てた。だいたいの曲が、勢いはあるけど張りがなく流れるようなビートだったように思う。
やっぱ本気モードのときに観るのが一番楽しいなという、身も蓋もないことを思った。
おおむね楽しかった。できれば2組の会話も見てみたかった。
☆OGRE YOU ASSHOLEの日比谷野音ワンマン18.9.17
前提
・過去にライブ2度行ってフェスで1度観たことがある。ワンマンでworkshop 2を買ってその中の数曲を覚えてる程度なのでいくつかは分かるけど、だいぶ詳しくない。
・野音自体も初めて来る。
─────
だけど初めて観たD.A.N.との対バンでの演奏に度肝を抜かれて、それから興味を持っている。
音響
・今回のワンマンはクアドラフォニック・サウンドシステムと銘打って、スピーカーをステージ両脇に2箇所置いた他に客席中程の左右壁際にも2箇所設置してあって、合計4台のスピーカーが客席の前2/3辺りを台形のように囲んでいた。
・丁度PA席前の会場ど真ん中辺りにいられた。自分が感じた限りでは、ステージのアンプからではなく、ステージとその屋根の建物全体が曲を発しているようなイメージを覚えた。音に包まれたりその中をたゆたう感じともまた違って、地面と垂直にそびえ立つ、ステージよりも大きな音の膜がこちらに向かってきて、常に圧迫されている感じというか…。全身で音を感じられたということだと思う。すごく楽しかった。実際ギターソロをはじめとするいくつかのタイミングで、着ている服が下半身までビリビリ震えるのを感じた。この濃密さがクアドラフォニックの特徴なんだろうか。
・スピーカーを複数置くという話を最初に聞いたときに思い浮かべたのは一部を極端なパン振りにして音が会場を駆け巡るような演出だった。実際何度かやっていたけど、逆に複数のスピーカーを意識したタイミングはそれくらいで、基本的にはずっと前述の膜のような大きな圧を感じていた。
演奏
・自分が感じたこのバンドの魅力は、シンプルで浮遊感があってズーーッと入り込めるけど内省的になり過ぎないことなんだけど、今回はその体験を規模と迫力をもって豪華にしたようなライブだった。
・リードギターは最初の方の曲のソロがとにかく響いてすごく気持ちよかった。ヘッドライトかな…?
・ベースとドラム(セットの数の少なさがカッコいい)がシンプルかつとても丁寧に音を置くのがミニマルを聴いてるみたいで気持ちいいんだけど、今回はドラムにこれまでの印象よりも人間味や意図や、気合いや臨機応変さが見え隠れした気がした。それも良かったし、ベースの綺麗さ・かっちり加減もすごい。
・ロープ(long)のアウトロは相変わらず凄い気持ちになる。ワイパー(live)の終わり方もテンポダウンだけどそっちはもともと全体的にゆったりと続くビートなので、アウトロではその感触が増す感じだけど、ロープはそれより速いテンポで散々続けてきた後に速度が落ちて音数も少なくなるので、自由落下みたいにいきなり放り出された感覚を覚える。
・新曲の動物的/人間的は今まで聴いたことのある曲と比べるとバラードのようなんだけど(バラードの定義がわからないけど、感覚的にこう言いたい)、ボーカルがギター鳴らして歌い上げる後ろで、リズム隊の人たちが細かく体を動かしてリズムを取っていたのがすごく分かりやすくて面白かった。動きの激しさが、ドラム>ベース>リードギター>ボーカルに綺麗に分かれていた。内容は、夏の終わりの季節を肌と頭で感じられるいい曲だと思いました。
天候(本当にどうでもいい余談)
ボブマーリーはかつて「雨を感じることのできる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる」と言ったそうだけど、雨を感じるって一体どういうことなのか。当日は予報が出ていたそうだけど雨具を持っておらず丁度良かったので、先のいわゆる名言とボブマーリーの背景についてはなんにも知らないまま、ライブ中に雨を使ってより気持ちよくなれないか、至ってまじめに画策しながらライブを観ていた。
その時の天気は、演者が出てきて皆が席を立つときに腕に冷たい刺激が一粒あって、数曲が終わった後に本格的に大粒の雨が降りだし、途中で本当にひどくなったり、本編が終わるときには綺麗に止んだりする、ものすごくライブとシンクロしたものだった。
雨を感じるコツは、結論から言うと気にしないのが一番だった。レインコートを着たり更にフードを被る場合と比べたら多少の煩わしさや不安が無くなって開放的になれるかもしれないけど、それだって雨を直浴びする自分と周囲の人をライブ中にわざわざ意識して比べることになるし、雨そのものに集中すると、今度はステージから受け取れる情報がビートの大まかな骨組み程度になるし、自分はそれよりも、しっかり演者の動きを見る方がずっと楽しかった。
少なくとも音楽を聴きながら「雨を感じる」ことは難しかったけど、音楽を主体にしつつずぶ濡れになることのわずかなインモラルは、確かに間違いなく楽しさや興奮や印象深い体験に一役買っていた。素晴らしかった瞬間は色々あったけど、特に素敵な予感(alternate)の時はIQがぐんぐん下がって本当にトリップに近い状態だったと思う。
そんなん最高じゃん!
結論
色々書いたけどそれらが重なり合って総合的に、とても素晴らしくて記憶に残る体験だった。
雨の野音のクアドラフォニックの良さは物凄かったけど、箱で観た時の音響もまた違う、気圧されずにしっかり確かめられるような良さがあると思うので、年末の恵比寿のワンマンにも行きたくなっている。
聴いた
だいぶ前に聴いてそのままだったものも含んでだいぶざっくり
なんて言えばいいんだろう、ちょっとシャレオツすぎて分かんなかった
- アーティスト: DNCE,ニッキー・ミナージュ,SEKAI NO OWARI
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2017/11/08
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ほぼダンスビートの結構商業的な立ち位置のバンドで、セカオワと一緒に曲書いてた。ライブ映像だと楽器めちゃうまだったんだけどあんまり伝わらなかった
ファンだけどあんまピンと来なかった。ただ世界タービンは聴けてよかった
IDMのひと、デビューアルバムは楽しかったけどこれはなんかあったのかなってくらいめっちゃ暗かった
曲もキャッチーだったしクラブサウンド取り入れたりして面白かったけど聴いたのがずっと前であんま思い出せないからここにまとめた。
- アーティスト: OneRoom feat.初音ミク
- 出版社/メーカー: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
- 発売日: 2009/07/29
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高校の時に好きなボカロPのひとりだった。好きだった曲も割と入ってて楽しかったけどちょっとケレン味に欠けた
あんま覚えてないけどもっとダンス寄りのが良かったな。
アイドル。坂本慎太郎の書いた曲が好きで聴いたけど、全体的にはあんまりピンと来なかった。
ギター・キーボード・ベース・ドラムのインストバンド。BGMとして聴く方が好きかな…
プログレバンドの祖の一角。かなりいろんな雰囲気に移り変わる。勢いづいたときは面白かったけど、全体的にはあまり好みではなかった。
クチロロの割と初期の頃のアルバムだと思う。あんまピンと来なかったな。
クチロロの現時点で最新のアルバムのはず。男女の簡単には割り切れない関係がテーマだったけど、こっちもそこまで好きじゃなかった。もっと明るくて前衛的な曲が好きだな。
- アーティスト: キセル,辻村豪文
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/06/20
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もんにょりした気持ちがすごく伝わってくるけど、あいにくあんまりそういうモードじゃなかった…、雨の日に窓の外を見ながらとか、雨のバスの中とかで聴いたらしっくりきそう。
COULDWORK [初回盤限定ボーナストラック(DLコード)付き]
- アーティスト: 食品まつり a.k.a foodman
- 出版社/メーカー: melting bot
- 発売日: 2015/03/22
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前に聴いたEz Minzokuの方がある程度とっつきやすくて好きだった。KOUGEKI ROBO(ロボが動いたり喋ったり攻撃する音に紛れて、時折ジュークのベースラインが聴こえる)とかmosquito&clap(蚊の羽音と叩く音をジュークにした曲、発想がマジの天才)みたいなケレン味のある曲は特に好きだけど、全体的に俺には早かった。
前聴いたdronesがバンドとして格好良かったけど、これはEDMみたいな音の曲とかもあってあんまり好きじゃなかった。
───
内容の薄さに反比例してめちゃくちゃ手間がかかってしまった。慣れたい。
○Uh Oh!/tennyson
分離派の春から。
テニスンと読むカナダのエレクトロユニットで、兄妹らしい。
チャカポコする細かいリズムに更にいろんな音が乗ってくる、割と最近聴くものに多い雰囲気だけど、過剰じゃないしそれ一本になっておらず、存在感がありつつも脇役に留まっているところがいい。
音に対して気持ち良さを感じることをASMRというらしくこれも最近色んなところで目にするけど、ビートそのものもそうだしその合間に聞こえる水音とか笛の音とかページをめくるような音とか、とにかく面白い音が集まっている。
面白かった!お気に入りになった。
6曲/2017
☆
Uh Oh!
Body Language(feat. Aloe Blacc)
Pegasus.exe
Cry Bird
○PHRESSSH - EP/Bad Sounds
ちょっと前に小袋成彬って人の作った自曲と他の曲の混ざった「分離派の春」というプレイリスト聴いて、いくつか良かった曲があったうちの一つ(その人が出したアルバムは分離派の夏)。
ユニットだと思ってたけどどうやらバンドらしい。イギリス。
編成の骨子はバンドだけど、音源だと演奏している感じがあんまりなくて、サンプリングを聴いている気分になる。
なんか言葉にするのが難しいけど、洒落た感じとか上物がいっぱい乗ってくる具合が好きなのかもしれない。
ライブの動画も見たけど、音源の方が好きかもしれない。
5曲/2017
☆
Zacharia
Avalanche
Wages