◯Hurtbreak Wonderland/world's end girlfriend
名前とジャケを聞いたことがあって興味が湧いた。
world's end girlfriendというのは前田勝彦という人が使う名義で、5枚目のアルバム。
一言で表せないジャンルだった。打ち込みのビートにサックスや弦のメロディーを使ったりもして、時折破壊的になりつつも全編基本的に穏やかだった。
大まかなビートに細かくブレイクコアが絡んで出来ているグルーヴが面白い。
歌詞がないけど緻密な展開に想像力が働くのでタイトルを手がかりにして色々考えてしまう。
境界線上のススキの、じっくり作られた緊迫感をめちゃくちゃ意外な展開でぶっ壊すやり方がすごく好きだった。めっちゃ怖い。
最後の曲の水の線路がみずみずしく美しくて、とても良かった。
初めて聴いた種類の音楽だったので印象的だった。多少毛色が違うらしいけど他のアルバムも聴いてみたい。
10曲/2007
☆
Birthday Resistance 誕生日抵抗日
100 Years of Choke 百年の窒息
The Octuple Personality and Eleven Clows 8重人格と11羽のカラス
Bless Yourself Bleed エレウシスの出血
Dance for Borderline Miscanthus 境界線上のススキ
River was Filled with Stories 水の線路