haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Limited Edition)/The Beatles

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)

 

勧められたので聴いた。
8枚目のオリジナルアルバムで、全体の中では中期に位置するらしい。

手元にあるのは2017年に発売されたオリジナルエディションで、ステレオミックスと元々のモノラルミックスの他に様々な曲のアウトテイクなんかも入っていて計4枚組になっているけど、今のところ最初のステレオミックスしか聴いていない。

あんまりビートルズをきちんと聴いたこともなくて、初期の方の曲のシンプルな感じとか、ドラムのフレーズやビートもちょっとやそっとじゃ真似できないような独特のイメージがあった。
でもこのアルバムではあまりそういったものは感じなくて、曲のビートも聴き慣れた形をしていた。

右耳で鳴っているベースが特徴的な音で、これがポールマッカートニーの音か…と初めて意識して聴いた。特に2曲目のWith A Little Help From My Friendsのフレーズが好きで、聴いているとなんだかゾクゾクする。

Lucy In The Sky With Diamondsは元々なんとなく聴いたことはあった程度だったけど、改めて考えるとテンポも含めた曲調の変化とか曲名の含んだ洒落とか、俺が好きな要素が多くて好印象だった。サビ前の切り替わるきっかけが太鼓3発だけなのが思い切りがいいと思う。

Within You Without Youのずっと流れている音(名前がわからない)とタブラの音に聴き入ってしまう。

面白かった。後期も聴いてみたい。

65曲(13曲)/2017(1967)

With A Little Help From My Friends
Lucy In The Sky With Diamonds
Within You Without You
Lovely Rita
Good Morning Good Morning
A Day In The Life

◯D.A.N./D.A.N.

D.A.N.

前から気になっていたバンドで、ライブも近いので聴いた。

とても情報量の多い曲だったから、3人組と知って驚いた。
1stアルバム。

ただでさえバンドの音の質感が独特な上にシンセやサンプラーが多用されていたので、あまりバンドを聴いている感じがしなかった。
バスドラムは柔らかい印象を受ける。こういう質感は初めて聴いた。
ギターのリバーブもかなり厚いけど、何に限らずリバーブはかかっていた方が好きなので良かった。

Zidaneイントロでスネアが入ってくるフレーズの裏打ちの音と、
Ghanaイントロのキメが格好いい。

歌詞がけっこう都会的で意外だった。
今まで聴いたことのない感じだった。もっと色んな種類の曲が聴いてみたい。

8曲/2016

Zidane
Ghana
Pool

◯The Velvet Underground & Nico 45th Anniversary

Velvet Underground & Nico

ジャケの絵はしょっちゅう見る割に音楽を聴いたことがなかった。アンディウォーホルの絵ということは知っていたけどこのアルバムのために描かれたものとは知らなかった。

バンドメンバーの入れ替わりについても初めて知った。
ファーストアルバム。

元々どういうものか知らずに聴き始めたので予想よりずっとソフトで驚いた。
女の人の歌声はアンディウォーホルの推した女性のもので、バンドの中心人物は反対していたそうでゲスト扱いだったらしいけど、きれいな声で普通に良かったし合っていたと思う。

11曲/1967

Femme Fatale
Venus in Furs
All Tomorrow's Parties
Heroin

◯Immolate Yourself/Telefon Tel Aviv

Immolate Yourself

エレクトロニカ聴きたくて、初めて聴いた。


アメリカのアーティスト。二人組だったけど片方が亡くなって今は一人らしい。
5枚目のアルバム?

深めのたゆたうようなアンビエントを想像していたけど、もう少し各パートの枠組みがしっかりした雰囲気だった。
音の鳴る位置が浅いと感じたり、響きが硬い壁に跳ね返るように聴こえる。
基本的にオフビートもなく、しっかりとした16分が伝わってきた。
どの曲もほぼ4〜5分程度で終わるのも俺の中のアンビエントのイメージとは違った。

けれど4曲目Helen of Troyのような、バンドのような軽快な曲もある。
今度toeをゲストに迎えて来日公演があるらしいけどどういうステージなんだろう。動画をチラチラっと見てみたけど、突っ立っているだけで判断に困った。

Immolate Yourselfくらいの深い感じが好きだ。

10曲/2009

stay away
Immolate Yourself

◯8 Bit Power/Tezla

8 Bit Power

プログレサイケで興味を持った、Tezlaという名前以外はよく分からない人の他の曲を聴いてみる。ツイッター検索したらそれっぽいアカウントが出てきたけど、サウンドクラウド聴いたら近いような違うような、断定はできなかった。

前にMusic is Dragを聴いた時にも思ったけど、たまに彼の曲では、例えば80年代だったりスペインだったり、あるテーマを元に曲ができている。今回はチップチューンのようなゲームがテーマで、マリオの効果音がそこかしこに散りばめてあった。他にも俺が知らないだけのゲームの音があるかもしれない。

このジャンルを見つけた時は小躍りするほど興奮したけど、最近なんだかこのジャンル(この人?)に耳が慣れてしまったような気がする。
どの曲も段々と同じような感じに聴こえる。
聴こえ方ってほんの少しの影響で変わるし、今がたまたまこんなものだと思っておく。

と思って音量でかくして聴いたら音の細かい質感が出てきて楽しくなった。
そのまま最後のリミックスの原曲を探したらこれもキックとベースの低音で耳がこそばゆくなるくらい良かったので今度聴く。

3曲/2013

Run Away (Tezla Remix)

◯american dream/LCD soundsystem

AMERICAN DREAM [CD]

先日LCDの新譜が出た。一旦解散しているが、その時に知って好きになったバンドだ。再結成の報は嬉しかったし、今年のフジロックに行ったきっかけも彼らが見たかったからだ。
4枚目のアルバム。

最初の彼らの曲にはパンク的な勢いやエネルギーを持った曲が多くて、じっくりと展開する曲にもフレーズを反復して徐々に高まる中で狂気が染み出してくるような印象があった。
でも今回は分かりやすい熱量は少しなりを潜めて、展開の繰り返しを丁寧にやることでじっくり世界観を描く曲が増えたと思う。それが最も顕著に現れているのがギターで、かき鳴らしたりカッティングしたりすることがほぼ無くなった。ギターの音がとても好きだったので、少し残念。

2曲目のother voicesの楽器の積み上げ方や展開が渋くて、かつミドルテンポの踊れる感じが好きなんだけど、どうもこの曲は特にトーキングヘッズに似てる気がする。笑

曲の骨子だけを捉えて聴くと退屈に感じることがあるけど、音をもっとじっくり聴くと世界観ができてくる。3枚目よりも落ち着いてどっしり構えたような感じがして、こっちの方が好き。派手ではないけど改めて格好いいと思った。
1・2枚目のアルバムにもかっこいい曲あったなあと思い出した。もう一回聴いたらまた違って聴こえるかな。

10曲/2017

oh baby
other voices
how do you sleep?
tonite

◯This Is Happening Deluxe Edition/LCD soundsystem

This Is Happening Deluxe Edition [Explicit]

LCDの新譜が少し前に出たので、そちらより先に、聴いていなかった3枚目のアルバムを聴く。
10曲入った通常盤の他に、ボーナストラック1曲+セッション9曲のある特別盤があったのでそっちを聴いた。

少し穏やかになったというか勢いのある箇所が少なくなった代わりに、落ち着いたままの展開の変化で聴かせる曲が今まで以上に増えたように思う。

じっくり聴いてると楽しいけど、他に取り立てて書けることもないかも…
最後のセッションは今までのアルバムの中から選曲されていた。こっちの方が緊張感が得られていいかもしれない。

20曲/2010

Dance yrself clean
I Can Change
Home