haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯The Fat Of The Land/The Prodigy

The Fat of the Land

 

ふと気になって聴いた。なんかのコンピに入ってたInvaders must dieとたまたま聴いたVoodoo Peopleが好き(それしか知らない)。かなり打ち込みに寄ってるけどライブの様子見た限りでは一応ライブではちゃんと楽器使ってやるバンドって認識だった。これは1997年のアルバムだけどかつてバカ流行りしたらしい。

 

でも思ってたのとちょっと違ってびっくりした。もう少し起承転結ある曲かなと思ってたけど、起承承承転承承承転承承承結みたいな感じで展開はそんなに多くない。音こそバンドサウンドが混じってるけど構造はテクノと同じで、おんなじフレーズを繰り返し聴いてるうちにだんだん気持ちよくなってくるみたいな。軽く調べた時にクラブでめちゃめちゃ流行ったって書いてあったけど確かにそんな感じ。だからジャケットがカニの写真なのかな…
確かにこれお祭りで酒飲んで踊りながら聴いたら気持ちよさそう。

 

ダーティーなクラブサウンドに寄せたバンドで俺が知ってるのプロディジーかペンデュラムくらいなんだけど、ライブ映像を見比べるとペンデュラムの方はあんまりバンドの格好よさが感じられないのに対してプロディジーはしっかり生の感じもして格好良かったんだけど、ところがどっこいこうしてCDで聴くとプロディジーの方もバンド感はそんなにない。ジャンクミュージックを通じてやるバンドではなくてバンドを通じてやるジャンクミュージックだったっぽい。前もっての期待が裏目に出てしまった。
ライブで観たらかっこいい、はず…
なんかブンブンサテライツの時もこんなこと思った気がする。音源じゃどうしても伝わりにくい形態なのかもしれない。

 

何かの機会にどっかから曲が流れてきたときにビビッとくるけど後々自分でアルバム聴くとあんまりしっくりこない現象が最近多い。どっちがより正しい経験とかいう話ではなくて、聴き方にもいろいろあるなと改めて思う。その時の雰囲気で楽しさが変わるのは酒もそうだし薬も話聞いてる限りではそうだし、こういう娯楽共通のものなんだろうたぶん。

 

10曲目のFuel My Fireが俺の知ってるアホみたいなドラムンベースに近かった。

 

よく調べたら俺の好きな曲ふたつとも2009年のアルバムのものらしい。そっちも聴いてみたらまた違うかもしれない。

 

11曲

Smack My Bitch Up
Funky Shit
Fuel My Fire
Molotov Bitch