haien sorch

音楽にまつわる個人的備忘録

◯SEVEN IDIOTS/world's end girlfriend

SEVEN IDIOTS

 

前に聴いたアルバムが良かったので他も聴いてみる。

アルバムの頭の方は明るいというか突飛というかベタというか、何と言えばいいか分からない曲が多いけど、段々陰鬱になって行って物静かに終わる。

全体的な雰囲気はともかく音のチョイスと展開がかなりなんでもありなアーティストだから、曲の流れがうまくはまってないと気になる。始めの方は特に驚いた。

音の選択が断片的で範囲も広くて、聴いているうちにかなり具体的なストーリーを描いているんじゃないかという気になってくる。目をつぶってぼーっとしながら、絵本を読んでいるように空想しながら聴くと楽しい。

11-12曲目の流れが良かった。両曲とも曲としてギリギリ成立しているかどうか危ういけど、印象はどこかコミカルな感じと地獄そのものという感じで真反対で、両方を通して出てくる同じピアノの単音の印象(正体?)も全く違って聴こえて面白かった。

前に聴いたhurtbreak wonderlandに続いてスネアを裏打ちで刻むフレーズが印象的で、これが出てくると嬉しくなってしまった。

全体的な満足度は前のアルバムの方が良かったけど、こっちも面白かった。

13曲/2010

Les Enfants Du Paradis
Teen Age Ziggy
Helter Skelter Cha-Cha-Cha
Der Spiegel Im Spiegel Im Spiegel
The Offering Inferno